ハレモア頭痛腰痛肩こり専門整体院
施術について・矯正の音

整体でボキッと鳴る音の正体は?矯正が怖い・苦手な方へ

更新 2026年10月27日 読了 約10分

「整体ではボキボキ鳴らされるのでは」「あの音は体に悪くないのか」。予約の前に、そんな不安を持つこともあると思います。先にお答えすると、ボキッという音は、関節の中の液体で起きる現象と考えられています。音が鳴ったかどうかと、背骨の手技のあとの痛みの変化には、関係がみられなかったという小規模な研究があります。

そのうえでハレモアでは、矯正(ボキッと音が鳴ることがある手技)を行う前に、受けてよいかをご本人に確かめ、苦手な方・怖い方には行いません。

この記事の答え

  1. 音の正体──関節の中の液体(滑液)で、圧が下がって気体の空洞ができる現象(キャビテーション)にともなう音と考えられています。空洞ができるときの音か、泡がつぶれるときの音かは、研究によって見方が分かれています。
  2. 音と手技のあとの変化──腰痛や首の痛みのある方などを対象にした研究(米国で理学療法士などが行った、40〜78人ほどの小さな研究)では、音が鳴ったかどうかで、痛みや動きの変化に差はみられませんでした。音が鳴ったかどうかは、痛みの変化にとって大切ではない可能性が示されています。
  3. この答えが成り立つ条件──すぐ下の「救急車を呼んでほしい症状」がないこと。また、血液をサラサラにする薬を飲んでいる、骨がとてももろいなど、矯正が安全でない可能性がある方は、受ける前に主治医にご相談ください。
次のような症状があるときは、整体ではなく、すぐに救急車(119番)を呼んでください。
顔の片側が下がる、片方の腕に力が入らない・しびれる、ろれつが回らない・言葉が出てこない、混乱している・もの忘れがある、体の片側のしびれや力が入らない感じ、ものが見えにくい・見えなくなった、めまいやふらつき・倒れる、激しい頭痛、吐き気や嘔吐。英国NHSはこれらを脳卒中の症状として挙げ、脳卒中が起きている・起きたと思うとき、また24時間以内にこうした症状があったときは、いまはおさまっていても、すぐに救急車を呼ぶよう案内しています(日本では119番)。首をひねった・鳴らしたあとに出た場合も、様子を見ないでください。
矯正を受ける前に、主治医に相談してほしい方
英国NHSは、カイロプラクティックやオステオパシーについて、次の場合は安全でない可能性があるとしています。整体の矯正について示した資料ではありませんが、背骨や関節に手で働きかけるという点で参考になります。
血液をサラサラにする薬を飲んでいる、または出血や脳卒中のリスクが高い/骨や関節がとても弱い、または大きく傷んでいる/末梢神経障害など、神経の病気がある。

先に医療機関へ相談してほしいとき・矯正を避けたほうがよい方

音の話に進む前に、確かめていただきたいことをまとめます。順番を間違えてほしくない部分です。

すぐに救急車(119番)を呼んでほしい症状(脳卒中の症状)

  • 顔の片側が下がる、うまく笑えない
  • 片方の腕に力が入らない、しびれて両腕を上げていられない
  • ろれつが回らない、言葉が出てこない
  • 混乱している、もの忘れがある
  • 体の片側のしびれや、力が入らない感じ
  • 片目または両目が見えにくい、見えなくなった
  • めまいやふらつき、倒れる
  • 激しい頭痛、吐き気や嘔吐

英国NHSは、脳卒中の症状として、これらを挙げています。脳卒中が起きている・起きたと思うとき、また24時間以内にこうした症状があったときは、いまはおさまっていても、すぐに救急車を呼ぶよう案内しています(日本では119番)。あわせて、ご自分で運転して病院へ向かわないことも案内しています。

整体の前に、医療機関で相談してほしいとき

  • 首の痛みに、ピリピリする感じ(しびれ)や腕の冷たさがある──英国NHSは、より重い問題のことがあるとして、受診をすすめています。
  • 首の痛みやこわばりが数週間たっても治まらない、痛み止めが効かない、痛みが心配──NHSが受診をすすめている目安です。
  • 首を鳴らすと痛む、何度も鳴らしたくなる──米国の病院 Cleveland Clinic は、首を鳴らすと痛むときや、何度も鳴らしたくなるときは、医療者に相談するようすすめています。
  • 転倒・事故など、はっきりしたきっかけがある
  • じっとしていても強く痛む、夜に痛みで目が覚める
  • 手足のしびれ、力が入らない、感覚が鈍い
  • 発熱をともなう、急に体重が減っている
  • 痛みが日ごとに強くなっている

最後の5つは、当院のコラム「カイロプラクティックと整体は何が違う?」でもお伝えしている、当院の目安です。

矯正が安全でない可能性がある方

上の囲みのとおり、英国NHSは、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方や出血・脳卒中のリスクが高い方、骨や関節がとても弱い・大きく傷んでいる方、末梢神経障害など神経の病気がある方では、カイロプラクティックやオステオパシーが安全でない可能性があるとしています。

厚生省(現在の厚生労働省)の1991年の通知も、カイロ療法について、骨粗しょう症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・脊椎すべり症などと明確に診断されている場合は、対象とすることは適当でないとしています。通知のほかの内容はカイロのコラムにまとめています。当てはまる方、当てはまるか分からない方は、矯正を受ける前に主治医にご相談ください。

痛みや音の原因は、ご自分では区別できません。首がときどき鳴る程度は自然なこととされています(Cleveland Clinic)。ただ、痛みやしびれをともなうときの原因は、音や痛む場所だけでは判断できず、整体で診断することもできません。迷うときは、受診を優先してください。

「ボキッ」という音の正体

関節の中は、動きをなめらかにする液体(滑液)で満たされています。関節が急に引き離されると、中の圧力が下がり、液体の中に気体の空洞ができます。この現象をキャビテーションと呼び、関節の音はこれにともなって出ると考えられています。

2015年、カナダのアルバータ大学などの研究グループは、1人の男性の指の付け根の関節10か所を引っぱるところを、MRIで動画のように撮影しました。音が鳴った瞬間に関節の中に空洞ができ、音のあとも空洞は残っていたと報告しています(Kawchuk ほか)。音は、もとからあった泡がつぶれる音ではなく、空洞ができることにともなう音だ、という見方です。

一方、2018年に発表された数式のモデルの研究は、泡が一部だけつぶれるときに出る音が、実際に測った音の大きさや高さと合うことを示し、泡がつぶれることが音のもとだという見方を支持しています(Chandran Suja・Barakat)。60年以上研究されてきたテーマで、2018年の論文の時点でも、どちらなのか議論が続いていました。

どちらの見方でも、音は関節の中の液体で起きる現象と考えられている点は同じです。なお、指の関節では、一度鳴るとしばらく(約20分)は鳴らない時間があると説明されています(Kawchuk ほか)。

首についても、Cleveland Clinic は、首が鳴る理由として、関節を包む袋の中の圧が下がること、靱帯や腱が重なり合ってずれ動くことなどを挙げています。

当院の初回の説明でも、この音は関節の中の液体で起きる現象で、指をポキッと鳴らすのと近いものだとお伝えしています。

動画で聞くと大きな音に感じますが、動画はマイクで音を拾っているため、実際より大きく聞こえることがある、と初回にお伝えしています。

音が鳴ったかどうかと、手技のあとの変化

「音が鳴らなかったら、効いていないのでは」と心配されることもあります。この点は、米国で理学療法士などが行った背骨の手技(スラスト。すばやく小さく関節を動かす手技)について、いくつか研究があります。

研究対象わかったこと
Flynn ほか(2003年)腰痛の方(骨盤の仙腸関節のあたりへの手技)音が鳴った人と鳴らなかった人で、2日後の痛み・動き・生活の支障の改善に差はなかった
Flynn ほか(2006年)腰痛の方音が鳴ったかどうかで、その後の痛み・生活の支障・動きに差はなかった
Cleland ほか(2007年)首の痛みの方(背中の上の部分=胸椎への手技)音の多い・少ないで分けて比べても、2〜4日後の痛み・生活の支障・首の動きの改善に差はなかった(予備的な結果)
Bialosky ほか(2010年)痛みのない方手技のあとに痛みを感じにくくなる変化(熱の刺激への感じ方で測定)は、音が鳴ったかどうかに関係なくみられた(一部の測定では音が鳴った人で大きい傾向があり、さらに研究が必要とされた)
Moorman・Newell(2022年)上の4本を含む5本の研究をまとめた系統的レビュー音が鳴ったかどうかは、痛みの変化にとって大切ではない可能性がある

これらは、米国で理学療法士などが行った背骨の手技の研究で、表の4本は40〜78人ほどの小さな研究です。整体の施術や、当院の施術の効果を示すものではありません。レビューは、どの研究も盲検化(参加者や評価する人にどちらの群か分からないようにする工夫)を報告しておらず、背骨の手技は本物と見分けのつかない偽の手技を用意しにくいため、盲検化そのものが難しいと指摘しています。

ただ、音が鳴ることと痛みの変化の関係を裏づける研究は、いまのところ見つかっていません。音が鳴らなかったからといって、失敗したと考える必要はありません。

首の矯正について知っておきたいこと

首は、とくに慎重に考えたい場所です。厚生省の1991年の通知は、カイロ療法について、首の骨(頚椎)に急激な回転伸展操作(急に回しながら反らす操作)を加えるスラスト法は、危険が大きく、禁止する必要があるとしています。

厚生労働省 eJIM が翻訳している米国の公的機関の情報によると、首を中心にした手技は、首の動脈が傷つく「頚部動脈解離」と関連するとされています。頚部動脈解離はまれですが、脳卒中を起こすことがあります。スポーツやむち打ち、激しい嘔吐やせきなど、首の急な動きでもリスクが上がるかもしれないとされ、手技が原因になるかどうかは意見が分かれています。それでも、このリスクは施術を受ける人に説明する必要があるとしています。

同じ情報は、手技のあとの痛みやこわばり、頭痛といった一時的な副作用はよく起こり、多くは24時間以内におさまるとしています。安全面の情報は、カイロのコラム「国や公的機関が示している注意点」にもまとめています。

ご自分で首を鳴らすのは控えめに

Cleveland Clinic は、首が1日に1〜2回鳴る程度は自然なことだとしたうえで、わざと何度も鳴らすことはすすめていません。おそれとして、繰り返し鳴らしていると時間がたつうちに首の靱帯や腱がゆるんで不安定になること、首の神経の根もとが圧迫されること、鳴らし方が強すぎる・正しくないと首の筋肉を傷めること、とてもまれに鳴らすときの急な動きで首の動脈(椎骨動脈)が傷つき、血の塊や脳卒中のリスクが高まることを挙げています。鳴らしたくなるのが続く、鳴らすと痛むときは、自分で続けずに医療者に相談するようすすめています。

ご家族やご友人どうしで首をひねって鳴らし合うことも、控えてください。

施術を受ける前に、伝えてよいこと

矯正が怖い・苦手と感じるのは、おかしなことではありません。どこで施術を受ける場合も、次のことは遠慮なく伝えてください。

施術の前に伝えてほしいこと

  • 飲んでいるお薬(とくに血液をサラサラにする薬)と、これまでにかかった病気、医療機関で受けている診断
  • 骨粗しょう症と言われたことがある、最近けがをした
  • ボキッと鳴る手技が苦手なこと、受けたくない場所(首など)
  • 施術中に痛い・怖いと感じたら、その場で伝えてよいこと

米国の公的機関の情報(厚生労働省 eJIM)も、施術者の教育歴や資格をたずね、既往歴や飲んでいるお薬を伝えるようすすめています。受けたくない手技は、断って構いません。施術のあとに異常を感じたときの相談のしかたは、カイロのコラムの「医療機関へ相談する目安」をご覧ください。

ハレモアでの矯正の扱い

ここまでは、研究と公的機関の資料にもとづく一般的な情報です。ここからは、頭痛腰痛肩こり専門整体院ハレモアが実際に行っていることで、上の情報とは区別してお読みください。

当院の施術の中心は、骨膜(骨の表面をおおう薄い膜)と、筋肉と骨のつなぎ目に働きかける施術で、強い力で押し込む施術ではありません。そのうえで、必要に応じて肩甲骨はがしや骨格矯正を組み合わせています(当院の施術について)。サイトのよくあるご質問でもお伝えしているとおり、骨をボキボキ鳴らす施術が苦手な方には、その方法は使いません。施術の前に痛みの好みを確認し、途中でも遠慮なくお伝えいただけます。

また当院では、音を鳴らすこと自体を目的にはしていません。音が出ないように行うこともあります。

矯正を行うときに、当院が気をつけていること

  1. 行う前に、受けてよいかをおたずねします──苦手な方・怖い方には行いません。
  2. 受けたくない場所には行わず、別の方法に変えます
  3. 力が抜けた状態で行います──骨盤や背中の矯正は、横向きで膝を曲げた姿勢や、座って頭の後ろで手を組んだ姿勢などで、息を吸って吐いたところ、体の力が抜けた状態で行い、勢いで強くひねるやり方ではありません。
  4. 動きは小さく、ポイントを絞ります──動画で見るものより、実際はコンパクトです。

首を含め、受けたくない場所や手技は、遠慮なくお伝えください。ご希望とお体の状態を確かめてから、施術の内容を決めます。

また、「まったく痛くない」とはお約束できません。矯正の瞬間に、一瞬痛みを感じることもあります。痛い・怖いと感じたら、すぐにお伝えください。

お話と検査から、当院の施術で対応が難しいと判断した場合は、その旨をお伝えし、医療機関の受診をおすすめしています。院長の児島 悠輝は理学療法士(国家資格)ですが、スタッフ全員が理学療法士の資格を持っているわけではありません。

初回60分 3,300円(税込)。カウンセリング・お着替え・検査・施術・今後のご提案・セルフケア指導までを含めた所要時間です
2回目以降都度払い 60分 14,300円〜(税込・事前決済の価格)/月額サブスク/回数券。料金欄には、骨格矯正などを追加する「Quickオプション付き 60分」(16,500円・税込、事前決済の価格)があります
追加の費用ご指名やオプションを追加された場合は、別途料金がかかることがあります。ご予約時またはご来院時にご確認ください
予約岡山店・倉敷店とも完全個室・完全予約制。ネット予約とLINEは24時間受付
ご注意当院の施術は医療行為ではなく、健康保険は適用されません。効果には個人差があります

よくあるご質問

整体では、必ずボキボキ鳴らされますか?

ハレモアでは、骨をボキボキ鳴らす施術が苦手な方には、その方法は使いません。施術の前に痛みの好みを確認し、途中でも遠慮なくお伝えいただけます。矯正を行うときは、行う前に受けてよいかをおたずねし、苦手な方・怖い方には行いません。ほかの院で施術を受ける場合も、受けたくない手技は事前に伝え、断って構いません。

音が鳴らなかったら、効果がないのですか?

米国で理学療法士などが行った背骨の手技の研究では、音が鳴ったかどうかで、手技のあとの痛みや動きの変化に差がみられませんでした(40〜78人ほどの小さな研究です)。こうした研究5本をまとめた2022年の系統的レビューも、音が鳴ったかどうかは痛みの変化にとって大切ではない可能性があるとしていますが、いずれも当院の施術の効果を示すものではありません。当院の考え方として、音を鳴らすこと自体を目的にはしていません。当院の施術は医療行為ではなく、効果には個人差があります。

自分で首をボキボキ鳴らすのは、よくないですか?

米国の病院 Cleveland Clinic は、首が1日に1〜2回鳴る程度は自然なことだとしたうえで、わざと何度も鳴らすことはすすめていません。おそれとして、繰り返し鳴らすうちに首の靱帯や腱がゆるむこと、首の神経が圧迫されること、とてもまれに鳴らすときの急な動きで首の動脈が傷つくことなどを挙げています。鳴らしたくなるのが続く、鳴らすと痛むときは、医療機関にご相談ください。顔の片側が下がる、片方の腕に力が入らない、ろれつが回らない、めまいやふらつき、激しい頭痛などがあるときは、すぐに救急車(119番)を呼んでください。

参考資料

※参考資料の最終確認:2026-10-27。参考資料は研究論文と公的機関・病院の資料です。当院の施術そのものの効果を示すものではありません。研究は、それぞれの対象と時点の結果です。

この記事について
頭痛腰痛肩こり専門整体院ハレモアが、厚生労働省やNHS(英国国民保健サービス)などの公的機関、米国の病院 Cleveland Clinic の資料と、査読を受けた研究論文をもとに作成しています。記事の内容は一般的な情報で、診断や治療にかわるものではないため、症状の判断は医療機関にご相談ください。当院の施術で行っていることは、院の考え方としてお伝えしています。当院の施術は医療行為ではなく、健康保険は適用されず、効果には個人差があります。
更新日:2026年10月27日

岡山市北区・倉敷市で相談できる店舗

矯正が苦手・怖いという方も、岡山市北区の岡山店・倉敷市北浜町の倉敷店のどちらでもご相談いただけます。苦手な手技は、ご予約のときやカウンセリングでお伝えください。

ハレモア岡山店(岡山市北区辰巳)

  • 〒700-0976 岡山県岡山市北区辰巳29-103 辰巳セントラルビル2F
  • 問屋町から徒歩7分/JR北長瀬駅から車で約5分/JR岡山駅から車で約15分
  • 営業時間 11:00〜20:00(毎日)/専用駐車場3台+提携駐車場2台(無料)/完全個室・完全予約制
  • TEL 090-7057-2272

ハレモア倉敷店(倉敷市北浜町)

  • 〒710-0812 岡山県倉敷市北浜町8-64 2階
  • JR倉敷駅から徒歩12分/アリオ倉敷から車で約1分
  • 営業時間 11:00〜20:00(月曜定休。祝日の月曜も休み)/駐車場9台(無料)/完全個室・完全予約制/女性スタッフ在籍
  • TEL 086-431-8795

※ネット予約・LINEは24時間受け付けています。※当院の施術は医療行為ではありません。効果には個人差があります。※スタッフ全員が理学療法士の資格を持っているわけではありません。

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