ぎっくり腰になって、「何日たったら整体に行っていいのか」と迷う方は少なくありません。先にお答えすると、「◯日後から整体へ」と一律には決められません。日数ではなく、次の順番で確かめて判断してください。
判断の順番
- すぐ医療機関に行くべきサインがないかを確かめる──当てはまるときは、整体ではなく医療機関(救急外来・整形外科)が先です。
- サインがなくても、動けないほどの強い痛みの直後や、足にしびれがある時期は、まず整形外科などの医療機関を受診する
- 痛みが落ち着いてからは、繰り返さないための体づくりとして整体を考える
- 数週間たっても良くならない、ふだんの生活ができない場合は、かかりつけ医や整形外科に相談する(英国NHSが、かかりつけ医への相談をすすめている目安です)
この答えは、危険なサインがないことが前提です。少しでも当てはまれば、医療機関の判断を優先してください。整体では診断はできません。この記事は一般的な情報で、診断や治療にかわるものではありません。
両脚がしびれる・力が入らない、股のまわりや肛門の周囲の感覚が鈍い、排尿や排便のしかたが変わった(出にくい・我慢できない・もれる)、胸の痛みがある、交通事故など大きなけがのあとに痛みが出た。英国NHSはこれらを救急の対象として案内しています。
熱っぽい・寒気がする・全身の具合が悪い、急に激しく痛む、痛みが急速に悪化しているときも、NHSは急ぎの受診を案内しています。転倒や尻もちのあとの痛み、がんにかかったことがある方の腰痛も、ぎっくり腰と決めずに医療機関で確認してください。じっとしていても激しく痛む、夜間に痛みで目が覚める、原因のわからない体重減少があるときも、整体ではなく医療機関へ(当院の腰痛のページと同じ目安です)。
整体より先に医療機関へ行くべきサイン
順番を間違えてほしくない部分なので、くわしく整理します。英国NHSは腰痛・坐骨神経痛について、次のような場合は救急外来を受診するか、救急車を呼ぶよう案内しています。
すぐに医療機関へ(救急の目安)
- 痛みやしびれが両脚に出ている、両脚に力が入らない・感覚が鈍い(重い、または悪化している)
- 股のまわりや肛門の周囲の感覚が鈍い、しびれる
- 排尿・排便のしかたが変わった(出にくい、我慢できない、もれる、便意がわからない)
- 性機能に変化が出た
- 胸の痛みをともなう
- 交通事故など、大きなけがのあとに痛みが出た
NHSは、こうしたときにご自分で運転して向かわないことも案内しています。ご家族に送ってもらうか、救急車を呼んでください。
また、熱っぽい・寒気がする・全身の具合が悪い、急に激しい痛みが出た、痛みが急速に悪化している、という場合も、NHSは急ぎの受診を案内しています。
日本整形外科学会も、腰の痛みについて、安静にしていても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱している、下肢がしびれる・力が入らない、尿もれがあるときは、放置したり自分で何とかしようとしたりせず、すみやかに整形外科を受診するようすすめています。
受診したとき、医師に伝えてほしいこと
英国のケンブリッジ大学病院(Cambridge University Hospitals NHS Foundation Trust)の患者向け資料は、次のことを医師に伝えるよう案内しています。
- 夜間に痛む
- 発熱がある、最近感染症にかかった
- 体重が減っている
- がんにかかったことがある
転倒・尻もちのあと、骨粗鬆症と言われている方
日本整形外科学会によると、高齢の方の背骨の圧迫骨折はほとんどが骨粗鬆症によるもので、尻もちなどの軽い外力でも起こります。中腰や重い物を持つ動作で起こることもあります。転んだ・尻もちをついたあとの腰痛や、骨粗鬆症と言われたことがある方の急な腰痛は、ぎっくり腰と決めずに整形外科で確認してください。
同学会は、がんが背骨に転移すると背中や腰に痛みが出ること、弱くなった背骨が骨折することがあることも説明しています。腫瘍の転移による骨折では、動いたときだけでなく安静にしているときにも痛むのが普通とされています。がんにかかったことがある方の腰痛は、医療機関での確認が先です。
ここまでに当てはまる場合は、整体ではなく整形外科などの医療機関を受診してください。当院の施術は医療行為ではありません。
「ぎっくり腰」は病名ではない
日本整形外科学会は、ぎっくり腰を「急に起こった強い腰の痛み」を指す通称で、病名や診断名ではないと説明しています。物を持ち上げる、腰をねじるといった動作で起こることが多い一方、朝起きた直後や、特に何もしていないときに起こることもあります。
同学会によると、原因はさまざまです。捻挫、椎間板の損傷、軟部組織(筋肉や靱帯など)の損傷が多いと考えられています。下肢の痛み・しびれ・力が入らないといった症状があれば、椎間板ヘルニアや、中年以上では腰部脊柱管狭窄症の可能性もあります。時に、がんの転移による背骨の骨折や、細菌によって背骨や椎間板が化膿する病気など、重大な原因が潜んでいることもあります。
腰以外の病気で腰が痛むこともあります。同学会は、血管の病気、泌尿器の病気、婦人科や消化器の病気などを挙げています。足のしびれをともなう場合は、坐骨神経痛のページもあわせてご覧ください。
「何日後から」と言えない理由と、受診の目安
英国NHSは、腰痛はとてもよくあるもので、数週間で良くなることが多いとしています。ただし、長引いたり繰り返したりすることもあります。
ケンブリッジ大学病院の患者向け資料は、数日はかなり痛むことが多く、多くは2〜6週間ほどで楽になり始めると説明しています。痛み止め、活動を続けること、適切な助言によって、ほとんどの人が数週間で改善に向かうとしています。
救急のサインに当てはまらなくても、NHSは次のような場合にかかりつけ医へ相談するよう案内しています。日本では、かかりつけ医や整形外科に相談してください。
- 数週間たっても良くならない
- ふだんの生活ができない、痛みが心配でつらい
- ダイエットなどをしていないのに体重が減った
- しこりや腫れがある、背中の形が変わった
- 休んでも良くならない、夜に痛みが強くなる
- くしゃみ・せき・排便のときに痛みが強くなる
- 背中の上のほうから痛みが出ている
痛みが強い時期の過ごし方
痛みが強いあいだは、無理をしないでください。そのうえで公的な資料では、楽な姿勢で短く休みながら、動ける範囲で少しずつふだんの動きに戻すことがすすめられており、長く寝込み続けることはすすめられていません。以下は、それらの資料で案内されている一般的な過ごし方です。
公的な資料で案内されていること
- 長く寝込まず、できる範囲で日常の活動を続ける──NHSの案内です。英国の診療ガイドライン(NICE)も、ふだんの活動を続けるよう励ますことを推奨しています。
- 楽な姿勢で短く休むのはかまわない。姿勢はこまめに変える──ケンブリッジ大学病院の資料より。
- ゆっくり、自分で止められる範囲の動きで傷めることはない──同資料は、100%良くなるまで待たずに、少しずつ活動に戻すよう案内しています。
- 痛み止めは、薬剤師や医師に相談する──NHSの案内です。
日本整形外科学会は、日常生活が制限されると体力や筋力が落ち、悪循環になることを指摘しています。一方で、安静にしても痛みが軽くならない、しだいに悪化する場合は、上に書いたとおり受診が先です。様子を見てよいのは、危険なサインがないときだけです。
体操やストレッチを始めるとき
この記事では、具体的な体操は載せていません。日本整形外科学会も、体操や運動の内容は整形外科で相談するようすすめています。始める前に、次の条件を確かめてください。
- 向く人──救急・受診のサインがなく、医療機関で重い原因がないと確認できている方。
- 避けてほしい条件──上の救急・受診のサインがある、担当の医師から運動を止められている場合。
- 中止する条件──痛みが強くなる、しびれが出るときは中止してください。NHSは、運動で痛みが強くなった場合は中止して医師に相談するよう案内しています。
整体を考えてよい目安、まだ早い目安
ここまでをまとめると、次のようになります。日数ではなく、いまの状態で見てください。
| いまの状態 | まずどうするか | 根拠 |
|---|---|---|
| 救急・受診のサインがある | 整体ではなく医療機関(救急外来・整形外科)へ | NHS・日本整形外科学会 |
| 動けないほどの強い痛みの直後 | まず整形外科などの医療機関を受診 | 当院の案内 |
| 足にしびれがある | まず整形外科などの医療機関を受診 | 当院の案内 |
| 数週間たっても良くならない、ふだんの生活ができない | かかりつけ医や整形外科に相談 | NHS(かかりつけ医への相談の目安) |
| 危険なサインがなく、痛みが落ち着いてきた | 繰り返さないための体づくりとして、整体を考えてよい時期 | 当院の案内 |
迷う場合は、受診を優先してください。また、当院の施術で対応が難しいと判断した場合は、その旨をお伝えし、医療機関の受診をおすすめしています。
ハレモアで対応できる範囲
ハレモアでは、岡山店・倉敷店とも、慢性的な腰痛や、ぎっくり腰を繰り返す方のご相談をお受けしています。動けないほどの強い痛みの直後や、足のしびれがある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。痛みが落ち着いてからは、繰り返さないための体づくりとしてご利用いただけます。
ここからは院としての考え方で、上に書いた一般的な医学情報とは区別してお読みください。ハレモアでは、腰の痛みは腰そのものより、股関節の前側や太もも、背中の硬さで骨盤が引っぱられ、腰に負担が集まっていることがあると考えています。
- カウンセリングと検査──どの動きで痛むかを一つずつ確認し、骨盤が引っぱられていないかを確かめます。
- 骨膜整体と骨格・骨盤の調整──腰だけでなく、股関節・太もも・背中など、骨盤を引っぱっている部位を整えます。骨膜整体については「骨膜整体とは」で説明しています。
- セルフケアの指導──ぎっくり腰を繰り返さないために、ご自宅でできることをお伝えします。
初回は骨膜整体体験60分3,300円(税込)です。60分は、カウンセリング・お着替え・検査・施術・今後のご提案・セルフケア指導までを含む所要時間です。2回目以降は、都度払い60分14,300円〜(税込。事前決済の価格)・月額サブスク・回数券から選べます。詳しくはトップページの料金をご覧ください。
完全予約制・完全個室で、ネット予約・LINEは24時間受け付けています。
施術は医療行為ではなく、健康保険は適用されません。効果には個人差があります。院長は理学療法士ですが、スタッフ全員が理学療法士の資格を持っているわけではありません。ぎっくり腰を繰り返す方についての院としての考え方は、コラム「マッサージで戻る腰痛の理由」にまとめています。
よくあるご質問
ぎっくり腰になった当日や翌日に、整体を受けてもいいですか?
動けないほどの強い痛みの直後や、足のしびれがある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。痛みが落ち着いてからは、繰り返さないための体づくりとしてご利用いただけます。両脚のしびれや力が入らない、股やお尻のまわりの感覚が鈍い、排尿・排便がいつもと違う、発熱がある、事故や転倒のあとに痛みが出た、といった場合は、整体ではなく、すぐに医療機関へ行ってください。当院の施術は医療行為ではありません。
何日たったら整体に行っていいですか?
一律の日数は決められません。英国NHSは、腰痛は数週間で良くなることが多いとしていますが、これは一般的な経過の目安で、整体を受けてよい日の基準ではありません。日数ではなく、危険なサインがないこと、痛みが落ち着いてきたことを目安にしてください。数週間たっても良くならない場合や、ふだんの生活ができない場合は、かかりつけ医や整形外科にご相談ください(英国NHSの目安です)。
ぎっくり腰のときは、寝て安静にしていたほうがいいですか?
痛みが強いあいだは無理をせず、楽な姿勢で短く休むのはかまいませんが、長く寝込み続けることはすすめられていません。英国NHSは長く寝込まずに日常の活動を続けることを、ケンブリッジ大学病院の資料は姿勢をこまめに変えて少しずつ活動に戻すことを案内しています。安静にしても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱がある、脚のしびれや力が入らない、尿もれがあるといった場合は、日本整形外科学会がすみやかな受診をすすめています。自己判断で様子を見ないでください。
ぎっくり腰を何度も繰り返します。相談できますか?
岡山店・倉敷店とも、ぎっくり腰を繰り返す方のご相談をお受けしています。動けないほどの強い痛みの直後や、足のしびれがある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。初回の骨膜整体体験60分3,300円(税込)では、股関節の前側や太もも、背中の硬さで骨盤が引っぱられていないかをカウンセリングと検査で確かめ、骨膜整体と骨格・骨盤の調整、ご自宅でできるセルフケアのお伝えまで行います。施術は医療行為ではなく健康保険の適用外で、効果には個人差があります。
参考資料
- ぎっくり腰|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる(ぎっくり腰は通称で病名・診断名ではないこと、起こりやすい動作、原因の候補、時に潜む重大な原因、強い腰痛は整形外科で診断を受けること)
- 腰痛|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる(腰以外の病気による腰痛、すみやかに整形外科を受診すべき症状、日常生活の制限による悪循環、体操は整形外科で相談すること)
- 脊椎椎体骨折|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる(骨粗鬆症では尻もちなどの軽い外力でも背骨の圧迫骨折が起こること、腫瘍の転移による骨折では安静時にも痛むこと)
- 転移性脊椎腫瘍|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる(がんの背骨への転移で背中や腰の痛みが出ること、骨折が起こることがあること)
- Back pain|NHS(救急・急ぎの受診・かかりつけ医への相談の目安、数週間で良くなることが多いこと、長く寝込まないこと、痛み止めは薬剤師や医師に相談すること、運動で痛みが強くなったら中止すること)
- Sciatica|NHS(両脚のしびれ・脱力、股や肛門まわりのしびれ、排尿・排便の異常など救急の目安)
- Back pain(患者向け情報)|Cambridge University Hospitals NHS Foundation Trust(数日はかなり痛むことが多く2〜6週間ほどで楽になり始めること、短く休み姿勢をこまめに変えること、医師に伝えてほしいこと)
- Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management(NG59)Recommendations|NICE(ふだんの活動を続けるよう励ますこと)
※参考資料は一般的な医学情報および公的機関の資料です。骨膜整体そのものの効果を示すものではありません。
頭痛腰痛肩こり専門整体院ハレモアが、日本整形外科学会やNHS(英国国民保健サービス)などの公的機関が公開している情報をもとに作成しています。記事の内容は一般的な情報であり、診断や治療にかわるものではありません。症状の判断は医療機関にご相談ください。当院の施術は医療行為ではなく健康保険の適用外で、効果には個人差があります。
更新日:2026年10月12日
岡山市北区・倉敷市で相談できる店舗
ぎっくり腰を繰り返している方、再発が気になる方は、岡山市北区の岡山店・倉敷市北浜町の倉敷店のどちらでもご相談いただけます。動けないほどの強い痛みの直後や、足のしびれがある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。
ハレモア岡山店(岡山市北区辰巳)
- 〒700-0976 岡山県岡山市北区辰巳29-103 辰巳セントラルビル2F
- 問屋町から徒歩7分/JR北長瀬駅から車で約5分/JR岡山駅から車で約15分
- 営業時間 11:00〜20:00(毎日)/専用駐車場3台+提携駐車場2台(無料)/完全個室・完全予約制
- TEL 090-7057-2272
ハレモア倉敷店(倉敷市北浜町)
- 〒710-0812 岡山県倉敷市北浜町8-64 2階
- JR倉敷駅から徒歩12分/アリオ倉敷から車で約1分
- 営業時間 11:00〜20:00(月曜定休。祝日の月曜も休み)/駐車場9台(無料)/完全個室・完全予約制/女性スタッフ在籍
- TEL 086-431-8795
※ネット予約・LINEは24時間受け付けています。※当院の施術は医療行為ではありません。効果には個人差があります。※スタッフ全員が理学療法士の資格を持っているわけではありません。
慢性腰痛・ぎっくり腰へのハレモアのアプローチ、先に受診してほしいサイン、岡山店・倉敷店の情報は「岡山・倉敷で腰痛に悩む方の整体」にまとめています。ぎっくり腰を繰り返す方への案内は「ぎっくり腰を繰り返す方へ」をご覧ください。
まずは60分の初回体験から
カウンセリング・検査・施術・セルフケアの指導まで含めて60分 3,300円(税込)。
痛みが落ち着いてから、いまの体の状態を一緒に確認するところから始めます。